ずいぶん昔のことです。
良好な揚水状態であったディープウェルの内部が突然、フィルタ材で埋まり、大騒ぎになりました。
金網がずれたのか？ 金網が破れたのか？
原因を探るために、ディープウェルを引き抜いたところ、金網が腐食してボロボロになっていました。
金網は各種文献のディープウェル構造図に記載されている「亜鉛引き金網」を使用しました。
ネット検索などで、原因は腐植土から発生した硫化水素の腐食性によるものと推定されました。
硫化水素は水分が存在すると、強い腐食性があるようです。
以降、 ディープウェルの金網はビニル被覆金網を使用することが多くなりました。
なお、ディープウェルの使用期間が長期となる場合にもビニル被覆金網を使用しています。
